2009年08月09日

百人一首

先週、久しぶりに子供らを連れて
海水浴に行ってきた。
我が家が日帰りで行くとすれば、
いわずもながの和歌浦、片男波である。

和歌浦は1900年初頭〜1950年位までにかけて
栄華を極めた、一大観光リゾート地であったが、
古より、その景色の美しさを讃えられていた場所でもあり、

【万葉集】にも山部赤人により

若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴き渡る(潟をなみ=片男波の由来とも)

と詠われている。

これは受け売りの知識。
古典・和歌等は、ほとんど????だが
解説してくれる手引書のような本で読むと、
『なるほど!なんか気持ちわかるわぁ、』とか
『あー、風景が想像できそう』となるのである。

当時は、日本最大級のエレベーターで和歌浦の景色が一望できる
絶景ポイントも観光のハイライトで
文豪、夏目漱石も逗留し、小説『行人』にも描かれているが、
太平洋戦争中、理不尽にも、鉄の収集のため
取り壊され、軍に徴収されてしまった。
観光施設が集まった雑ヶ崎の宿泊施設も殆どが廃虚になり、
関西地区の廃虚マニア、心霊マニアのスポットに成り代わってしまった。
が、【紀州 東照宮】、【玉津島神社】などは健在で、
【万葉館】などの新しい施設もある。
【片男波海水浴場】の整備は、近畿の海水浴場の中でも
屈指のレベルの高さで、安全性、綺麗さ、設備の充実とも一押しだ。
遠浅の白砂はいつもきちんと整備してあるし、
シーズンには熱心で、良く教育されている、
ライフセーバーさん達が連日、沢山配置されていて、
小さい子供を連れて行っても安心。
-------------------------------------------------

万葉集は数も膨大だし、難解なものも多いから、
先ずは、 【百人一首】を楽しんでみてはどうだろうか?

上手に覚えれば、お正月のカルタ取りにも役立つ!

カルタで読みながら解説を繰れば、
綺麗な絵札と共に楽しめるし・・・・
と、思って手引書になりそうなものを、何冊か買ってみたのだが、
一冊だけ、見つからなかった。

和歌は言葉の数が決まっているが、作者の逸話など、
余談が知れるほど、面白く興味が湧いてくる。

日本人は本当に言葉を遊ぶのが好きなのだなぁ
言葉だけで、ビジュアルをイメージさせたり、と
色んな表現が、あまりにありすぎる上に
現在でも、言葉は進化(混乱?という事もありそう)
毎年、流行語なんていうのまで作ってまで、
色んな言葉を生んでいるしね。

別の話だが、百人一首は絵が綺麗で素敵だが、
取り札は【字】で、読み札に【絵】だから
読む人しか、綺麗な絵が見れないよねー
と、言って、我母は、なんとあべこべ百人一首を自ら作ってしまった。
読み札は【字】で取り札に、綺麗なお姫様や大臣達の絵を添えたものだ。
札にも箱にも凝って、一枚一枚手書きされたカルタになったが、
外国の母の友人達に欲されて、作ってはあげしていると
ことごとく持っていかれてしまった。

今も、作っているが、この際売ったらどうだろう?




よくわかる百人一首―見て、読んで、楽しむ歌の世界

よくわかる百人一首―見て、読んで、楽しむ歌の世界

  • 作者: 中村 菊一郎
  • 出版社/メーカー: 日東書院本社
  • 発売日: 1997/08/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




百人一首―恋する宮廷 (中公新書)

百人一首―恋する宮廷 (中公新書)

  • 作者: 高橋 睦郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 新書




QED―百人一首の呪 (講談社文庫)

QED―百人一首の呪 (講談社文庫)

  • 作者: 高田 崇史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 文庫



posted by みずほ at 10:00| 大阪 ☔| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月12日

毒草の誘惑

夏休みの宿題に【自由研究】というのがあったが、
誰しも、植物採集は一度はしたのではないか?

我実家は田舎で、庭が広かった。
庭といっても、もう、それは慄然としたものは無く
長年育っている木や草がぼうぼうと茂っている。。。
と、いった具合で、ガーデニングなどとは程遠い庭だったが、
母だけは、コツコツと暇を見ては手入れをしていたが、
生えてる植物の多さの方が勝って、
手入れしてもきりが無い!という状態の庭だった。

だから、わざわざ、林や森にいかずとも、
採集する植物には、事足りたので、ある意味便利でもあった。

母は草木いじりが好きだったので、
『この花の実で、生地を染める』とか、
『この葉っぱを食べ物の下にひくと、腐りにくくなる』とか、
『お腹の調子が悪いときは、この花と葉っぱをお湯で煮て飲む』
とか、色々子供の頃に教えてもらった。

ままごとの材料も植物だったので、
(ヒイラギ南天の花=入り卵、とか、杜若の花=なすびの漬物とか、)
『ままごとに使ったら駄目!、触っても手を洗って!』
とか言うような、怪しい植物も色々教えてもらった。

それらはだいたいが、毒のある植物だ。
あまりにも、脅かされた物は子供だから
『近づくだけで、死ぬ!』
なんて、思い込んでしまい、
今でもちょっと怖いと思ってしまう植物がある。

でも、どんな毒があるのか?どんなふうになるのか?
は、子供心にも興味が湧いて、しつこく聞いたものだ。
----------------------------------------------------------------


『毒』と、いう言葉自体に魅惑の響がある。
「怖いけど知りたい、触りたい」
そんな、気持ちになる不思議な言葉だ。

生き物の中で最も毒をはらむ物が多いのは、
植物がダントツだろうと思う。

『植物の毒』に取り付かれた人がいる。

【ポケット・ジョーク】なるものを延々、続刊されている
植松 黎さんと、いうエッセイストの方だが、
どこで、どう『毒草』に取り付かれたのか、
この方の著する『毒草』に関する本は強烈!

何しろ、この方は実際、バンバン、口にしてしまう。
出会った『毒草』に関する説明
(もちろん、食べたいきさつ、云々も載っています。)
と、その植物にまつわる話、現地ルポの模様、などなどが、
美しい植物画と共に本になっている
【毒草の誘惑】をおすすめしましょう!



毒草の誘惑 (Quarkスペシャル)

毒草の誘惑 (Quarkスペシャル)

  • 作者: 植松 黎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 大型本





カラー図説 毒草の誘惑―美しいスズランにも毒がある (講談社プラスアルファ文庫)

カラー図説 毒草の誘惑―美しいスズランにも毒がある (講談社プラスアルファ文庫)

  • 作者: 植松 黎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 文庫






実を言うと、花屋で販売される植物にも、毒草は登場する。

ジギタリス(フォックスグローブなんて渾名で呼ばれてる)
やトリカブト、アセビ、すずらん、福寿草、
クリスマスローズなどは、花束やアレンジに人気の花だし、
お正月に欠かせない水仙にも毒がある。
枝のイガナスは、ダツラ=朝鮮アサガオの実だし、
ヤマゴボウなんて、そこらに生えてる。秋の枝物として風情がある。
お葬式に使うシキミにも毒がある。
唐綿や、ユーフォルビアと名の付くもの、(白い汁が出る)
は、大なり小なり、影響があって、
体質にもよるが、皮膚の弱い人だったりするとかぶれたりするから、
水揚げする際はしっかり洗うし、お客様にも注意を促しておく。

ところが、【偽薬効果】というものなのか?
説明するまでは、今までなんとも無かった人が、突然
『ホントにかぶれたのかな?さわったら痒くなって・・・』
なんてこともままある。

毒の効能や、強さなどは、それぞれ違いがあるものの、
植物には大なり小なりの『毒』はある。
『毒』になるか『薬』になるかは扱いの違いの問題だ。

ハーブ等は、植物の成分を利用した薬用効果を期待するものだが、
中には依存性を引き起こすものもあるし、
摂取する人の体質と融合ししたとき、成分の『毒』が勝つか
『薬』が勝つかの違いというのもある。
「薬の飲みすぎはあかんよ!」というのもそこからだろう。
実際、本書の中で取り上げた『芥子』は分かりやすい例だ。
アヘンになると人を蝕む毒になる。
モルヒネになると癌の人を救う鎮痛薬になる。
面白いところは、正常な人がモルヒネを摂取すると、
100%中毒になるが、
がん治療の為処方した場合、これまで、
末期がん患者のモルヒネ中毒というデータは無く、
死亡例も無いと記してあった。

本書の文面そのものを引用すると、何となく納得する。
「病に苦しむ者だけに選択的に恩恵を与え、
邪な快楽に耽る者に、懲罰を与えるとは、何という驚異であろう」

ともかく、この本は、それらの『毒草』を
毒、毒しく描いているわけではない。
いとおしく、麗しく、又ノスタルジックに
アドベンチャーに!描いているわけなのよ!

しかも!『毒草を食べてみた!』というときは
嬉々として食べているふしがある。

これからの、キャンプや、アウトドアの季節に
『毒草』知識の為にも是非、読んでみてはいかがだろうか?



毒草を食べてみた (文春新書)

毒草を食べてみた (文春新書)

  • 作者: 植松 黎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 新書




女史の著による毒草関係の書籍もおすすめする。


posted by みずほ at 16:07| 大阪 ☁| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月07日

東南アジア ガハハ料理ノート

小さい子供が家にいると、献立は常に【子供味】のものになってしまう。
ハンバーグとか、オムライスとか、子供の味覚に合うものが主流になって、本格的な【辛い料理】は家で食べる機会が減った。

タイ料理やインド料理など、東南アジアの料理に魅かれる。
昔、一緒にバンドをやっていたドラムの子(○さん)が東南アジアフリークだったので、その影響だ。
当時、彼女の兄上が東南アジアを旅するボヘミアンだったこともあり、
彼女は色々な料理を知っていたし、大阪で食べられる本格的なエスニック料理店にも詳しかった。

そんな訳で私もエスニックファンになったのだが、
実際、東南アジアのどの国にも行ったことは無い。

但し、子供がやや、物分りの良い歳になってきたので、
自分用に家庭で作って食べる程度は楽しめる。
----------------------------------------------------


森 優子というライターをご存知か。
旅行ガイドや、エッセイなどを執筆していうるイラストレーター&ライターで、
大阪府出身の女性だ。

大阪出身だけにばかばかしいネタを疲労してくれるのが
【東南アジア ガハハ 料理ノート】


東南アジア ガハハ料理ノート

東南アジア ガハハ料理ノート

  • 作者: 森 優子
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 1997/10/01
  • メディア: 単行本





旅のコラムと共に現地の料理を、彼女自身が試行錯誤して作ったレシピが載っている。
旅のコラムといっても、どこそこの有名店ガイドだの、名所だのは一切無く、
食堂のおばちゃんがなぜかいかっていた。だの、
ベトナムサンドの上手さに立て続けに4本食べた友達が、路上にゲロ吐いた。だの、
美人女子学生の見学に行った。だの。ぼられた。だの
バカらしい話とコミカルなイラスト満載で楽しい旅行記だ。

料理のレシピは良く出来ていて、実際何種類か作ってみた。
なるほど、本場の味はどうか知らないが、我々日本人の口に合うように考えてくれているのか?
特殊な素材に対しての代用品も教えてくれている。

本当にアジア旅行が好きな人なのですねー
posted by みずほ at 17:04| 大阪 ☁| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。